高年大学鯱城学園

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史跡散策Historic Site Walk

第2回校外学習 岐阜城散策

2025-06-05

6月5日、参加者25名で岐阜城を散策してきました。JR名古屋駅に8時50分集合。JR岐阜駅には9時27分に到着しました。到着後すぐに、全員分の「ぎふ登城きっぷ」を急いでまとめて購入し、9時37分発のバスで岐阜公園へ。10時前には到着しました。バス停の向かいには、4月26日にオープンしたばかりの「岐阜城楽市」が広がっています。その入口近くにある観光案内所で、今回ご案内いただくボランティアガイド3名の方と合流。簡単な概要説明を受けた後、金華山山頂の岐阜城を目指して出発しました。金華山ロープウェーは今年で70周年。日本一の急傾斜を誇り、山頂までわずか4分で到着します。今回は団体での乗車ということで、臨時便を出していただけました。山頂駅のすぐ横には「リス村」があります。ここで餌付け、調教されているリスたちは、1936年に開催された「躍進日本大博覧会」の台湾館から逃げ出し、金華山で野生化していたタイワンリスの子孫とのこと。この場所はかつて岐阜城の煙硝丸(火薬庫)があった場所でもあります。

※クリックすると拡大することができます。

岐阜城に向かう道は、なかなかの登り坂です。途中、金華山の成り立ちについての説明もありました。約2億年以上前、海底に堆積した放散虫の殻などが固まり、チャートというガラス質の硬い岩石が形成されました。その後、海底が隆起し、柔らかい地層は長良川に侵食され、硬いチャートの地層が現在の金華山として残ったのだそうです。さらに10分ほど登ると、岐阜城が目前に姿を現しました。この天守が建つ山頂は、手前に深い谷があり、かつて信長が谷を渡る石垣の道を築くという大工事を行い、初めてアクセス可能となった場所です。なお、信長が攻め落とした稲葉山城は、現在の岐阜城より手前側の尾根に築かれていたと伝えられています。当日は天気にも恵まれ、最上階からの眺望は格別でした。城内には各階に信長の事績が掲げられており、美濃を平定した際に香木で自身の像を造らせたことや、一周忌の供養の際にその像を焼き、あたり一面に良い香りが立ちこめたという伝承なども紹介されていました。それを模したとされる坐像も展示されています。

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岐阜城の見学を終えて、城をバックにした絶好の撮影ポイントで全員集合写真。そして見事な堀切を通って、下山のロープウェーへと戻る頃には予定スケジュールをかなりオーバー。当初予定していた川原町の散策は残念ながらあきらめざるをえません。最後に「若き日の織田信長像」の前で集合写真を撮ったところで解散。時刻は12時。そこは予定通りとなった散策でした。

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解散後は、今回は各班に分かれてのランチ。その後、ボランティアガイドの方もおすすめしていた岐阜大仏(日本三大仏のひとつ)を見に行った班もあったとか。