高年大学鯱城学園

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史跡散策Historic Site Walk

第6回校外学習 天白区天道・塩釜口コース散策

2024-10-17

地下鉄鶴舞線・塩釜口駅に集合し、天白区ガイドボランティア歴遊会の6名の方々と3班に分かれて「八事天道・塩釜口コース」散策の開始。
現在の八事地域は文教地区・住宅街のイメージがありますが、江戸時代には「尾張名所図絵」にも紹介された行楽地で、大正元年(1912年)には「八事遊園地」が現昭和高校北側に開業し、16万㎡の園内には野球場・草競馬場・貸しボートなどもありました。多くの行楽客でにぎわったようですが、東山動植物園ができてから衰退しました。

最初の訪問地「塩竈神社」は安産と子供の守護神として知られており、塩釜口駅から山畔道(やまぐろみち:山側と田畑側とを分ける道)という古道を歩いて急な坂道を登ったところです。

※クリックすると拡大することができます。

「塩竈神社」から階段を降ると森に囲まれた「八事神社」、音聞山の山裾を通って歩いて行くと「仏地院」です。八事神社の境内には「力石」があり説明札もあります。仏地院は、初代若乃花の二所ノ関部屋が2021年まで宿舎を構えていたことで知られており、稽古に使った土俵が今でも同じ場所にあります。

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八事表山に向けて山を登り降りし、閑静な住宅街を抜けると「高照寺」、「五社宮」です。高照寺は本尊に天道大日如来を祀る臨済宗のお寺です。五社宮は日宮・月宮・星宮・神明宮・祇園社を祀る神社で、明治維新の神仏分離令により高照寺から独立しました。

当日は日中気温が30℃と最も遅い真夏日になった日で、急な坂道が多い八事地区での散策でしたが、皆さん健脚ぶりを発揮して予定通り八事交差点に到着して解散となりました。

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