高年大学鯱城学園

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史跡散策Historic Site Walk

第13回 校外学習 笠寺観音・見晴台遺跡周辺散策

2024-02-08

笠寺観音は、龍泉寺、荒子観音、甚目寺と並んで、徳川家康が名古屋城築城に当たって、鬼門の方向に鎮護とした尾張四観音の一つとして信仰を寄せられる寺院。
創建は733年という古寺で、地域の人から厚い信仰を集めている。
今回訪れた泉増院は、笠覆寺十二坊の一つとして創建され、玉照姫の像が安置してある。

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剣の達人宮本武蔵は巌流島の決闘の後、士官のために尾張藩を訪れ、現在の南区笠寺、東光院を宿坊にしたと伝えられる。
藩主徳川義直の前での御前試合や柳生兵庫助との逸話が多く残っている。
武蔵が逗留した縁で遺品三品(自筆の書、自作木刀、肖像画)が東光院に奉納されたというが、今回は実物を見ることができず、とても残念だったが次回の楽しみである。

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笠寺一里塚は、1604年徳川幕府が主要街道整備したとき、一里(4km)ごとに塚を築き、その上に木を植えて道標とした。
この一里塚は名古屋市内に残存するする唯一のもので、土を盛った上にエノキが大樹となって残っており、東海道を偲ぶに相応しいものとなっている

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見晴台遺跡は南区見晴町の笠寺公園に広がっており、遺跡からは約2万年前の旧石器時代から中世までの遺物や遺構が発掘されている。
なかでも竪穴住居跡や環濠、かめや壺、高坏等の弥生土器が多く出土し、質、量とも優れた遺跡である。
13時30分に名鉄本笠寺駅に集合。天候も良く、参加者39名で散策後、16時に笠寺観音にて解散。皆様お疲れ様でした。

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