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2026-02-17
「匿名だからこそ響く、三十一音の真剣勝負」 今回のお題は、「春」
第1回と比較して作品の密度が一段と増し、全体の水準が向上した印象を受けます。
選考には悩み、うれしい苦労が伴う回となりました。
※クリックすると拡大することができます。
好き歌選考会とは?(たのしい短歌クラブ バージョン)
参加者全員が名前を隠して作品を提出。ボードに並んだ歌の中から、最も心に響く一首 と次にいいと思う作品を投票で選びます。先入観を捨て、純粋に「言葉」に向き合う静かで熱いひとときです。
<今大会の選出作品> お題は、「春」
第一位(同票) 凍てつく日菜の花色のマスクして「春よこい」よと冬空を見上ぐ 40期暮らし 松浦みち子
第一位(同票) 枝揺らしメジロ花から花に飛びさかさになりて蜜吸う立春
40期歴文A 中村京子
第二位 庭に出て香りに誘われ振り向きし隣家の紅梅(うめ)の鮮やかなりき
39期園芸 石原多美
<参加作品>
水ぬるみ木瓜(ぼけ)のつぼみはプクプクといつ弾けるの春の陽浴びて
39期園芸 青山明
午後の陽の日を追うごとに明るくて庭のアナベル寝起きの背伸び
39期美術 太田順子
作品を見つめる眼(まなこ)吾子のようあとひと月の時を惜しみつ
39期歴文A 川北芳裕
足羽川(あすわかわ)河岸(かし)を歩けば花ふぶき君への思い告げずに別れる
39期暮らし 村崎幸一
ふきのとうサクサク感とほろ苦さ酒のつまみに思わずにやり
39期美術 丸山裕司
羽化したる菜の花畑に春の蝶苺を買いに吾もコート脱ぎ
39期美術 米久保千恵子
真新しい詰め襟服を着て歩く茶髪少年笑顔あふるる
40期美術 安藤呈茶
ユニクロのダウンを脱ぐと春光に洗われてゆく僕の肉体
40期国際B 大畑仁志
年長けて一人二人とかけてゆく同窓会誌のとどく春の日
40期歴文B 津谷千代
春あさの小波(サザナミ)白くひかりつつ浜辺をゆけばかにの散歩道
40期歴文A 福谷美子