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2023-10-19
「吉良三人衆」と呼ばれる歴史的人物ゆかりの地、吉良町周辺を散策しました。
吉良三人衆とは、吉良ゆかりの3人の歴史上人物、吉良上野介義央、尾関士郎、吉良仁吉です。吉良上野介義央公は忠臣蔵で赤穂浪士により仇討ちされる悲劇のお殿様。地元では名君として知られており、吉良家代々の菩提寺が華蔵寺です。
人生劇場の作者で知られる尾﨑士郎は、大正~昭和にかけて活躍した小説家で、吉良公や吉良の仁吉の生き方に深く傾倒しました。仁吉は荒神山の喧嘩で有名な侠客で、源徳寺では清水次郎長が建てたといわれる墓があり、仁吉が使用したといわれる品々が展示されています。
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高家吉良家の菩提寺 華蔵寺(けぞうじ)は吉良上野介公の曾祖父である吉良義定が旗本として吉良家を再興した際に、父義安の菩提を弔うために創建した臨済宗寺院です。
吉良家墓所には義安以下、代々の墓が建ち並びます。御影堂には吉良義央公の木像(県指定文化財)が祀られています。
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源徳寺(げんとくじ)には清水次郎長が仁吉の一周忌に建立したといわれる仁吉の墓所があります。幕末の侠客「吉良の仁吉」は、18歳から3年間、清水次郎長の下で過ごし、後にわずかな恩に報いるため戦に挑み、28歳の若さで亡くなります。
義理と人情の仁吉といわれるゆえんです。ご住職のお話が軽妙で最高でした。
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