2024年10月15日、バスでの郊外研修は比叡山延暦寺であった。標高８５０ｍ程の山頂の為、出発した名古屋に比べると４～５℃気温が低く肌寒い陽気であった。38期・39期合計３５名の参加の下、ボランティア・ガイドの方に懇切丁寧な説明を頂き、東塔・西塔の堂宇を巡った。
東塔、根本中堂では寺の僧侶の方の法話も伺い、“不滅の法灯”を拝観するとともに、現在解体修理中の国宝の修理状況を足場の上から見学し、屋根の板葺き、銅板葺き、柱・梁の黒漆塗の施工状況を見学。3年後の解体修理完成時に再度訪れたいと思った。
境内の見学途中には濃い霧が発生し、多くの堂宇と、緑の杉の巨木が墨絵の如く幻想的に我々を迎えてくれた。晴れた日の参拝とはまた異なった趣で感動を覚えた。
境内は広大で、今回は参拝できなかった堂宇・仏像も数多くあり、また機会を作って訪れたい場所であった。　

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