高年大学鯱城学園

学生会

メニュー

陶芸Ceramic Art

38期生が参加しての新たなクラブ活動の開始

2023-06-20

 4月25日から2023年度の陶芸クラブを楽陶館で開始しました。
 まずは37期生と38期生ともに一緒に土を楽しむということで、指導員の指導のもと、粘土の塊の中の気泡を抜き均質化する菊練りや紐作り、粘土板作成(たたら作り)の練習を実施し、その後紐作りによる壺、たたら作りによる鉢や筒花生の制作の実施を行いました。
 上記の形作りは6月27日に終了し、7月からはいよいよ施釉して窯で焼きます。
 ここでの写真は、6月20日までの基本練習、壺制作、たたら作りによる鉢の制作までと38期生の頑張りの様子です。
 
1. クラブ活動メンバー および 基本練習の様子
 38期生として7名を迎え、37期生および楽陶館の指導員とともに撮影した記念写真を左下に示します。
 37期生/38期生が一緒に土に親しむ期間では、作業単位ごとにまず指導員による見本作業の実演を見てから(中央下)、各々の作業机で粘土と格闘します(右下)。その際、指導員がそれぞれの机を巡回し、指導します。

※クリックすると拡大することができます。

2. 作品制作の基本となる菊練りと紐作り、たたら作りの指導
 粘土を練る菊練りは、指導員が練っていくと粘土が菊の花の様になる(左下写真)のですが、メンバーが練っていくとそう簡単には花びらの形状にはなりません。
 中央下の写真は紐作りの指導の様子です。壺の形状に作り上げるために紐を何本も作って積み上げていきます。
 右下の写真はたたら作りの指導の様子です。粘土を板状に広げ、一定の厚みの板になるように上部と下部をワイヤー(しっぴき)で切り取り、そしてその粘土の板を型に合わせて周囲を切り取ります。

※クリックすると拡大することができます。

3. 紐作りによる壺の制作
 いよいよ、作品制作の様子です。左下の写真は紐作りによる壺の制作の指導の様子です。
 中央下の写真は38期生メンバーで、綺麗に紐を積み上げることは簡単ではなく、表面は凸凹、形は膨れてきたりで、楽しく苦慮していました。
 右下の写真は38期生メンバーが出来上がった壺に自分のクラブ番号を底に記入しています。初めての作品ですが、なかなかの物ですよね。

※クリックすると拡大することができます。

4. たたら作りによる鉢の制作
 左下の写真は指導員による作り方の指導で、型通りに周囲を切った粘土を反転させたボールの底に乗せて鉢形状に作り上げます。
 中央下と右下の写真は38期生の様子です。中央下の写真は平たくした粘土を厚さ7ミリにワイヤー(しっぴき)で切り、それを取り上げているところです。丁寧な作業が要求されます。
 右下の写真は7ミリの粘土の板に絵柄等を入れた後、ボールの底の形状を粘土の板にうつしています。一見簡単そうですが、ボールの底と粘土の板の中心を合わせる必要があり、手ろくろの上に乗せて回しながら徐々に合わせていきます。
 もう1種類たたら作りによる筒花生を制作し、来月は釉薬で色付け柄付けをしていきます。みんな、どんな作品が出来上がるか楽しみにしています。

※クリックすると拡大することができます。