高年大学鯱城学園

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陶芸Ceramic Art

陶芸クラブ員の各家庭への訪問記

2023-05-01

 前回の記事で、34期の陶芸クラブ員の卒業時の作品を紹介しました。今回は連休中に37期生の家庭を訪問し、前年度制作の作品がどのように活用されているのかを拝見しました。

 門で迎えてくれるのは陶器製の表札、可愛いトトロが微笑んでいました。
 そして玄関に入るとシューズボックスがあり、その上にお気に入りの信長の言葉と天目釉に白い星の入った作品が展示されていました。
 小さな鯱の作品もありますが、これは何でしょう。二つ割りになっていて、中には外出時に持っていくキーホルダーと筆記具が入っていました。

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  各家庭内は、クラブ員が花器をいろいろ作ったため、野草も含め気軽にたくさんの花を飾りやすい状況になっているようです。ここではタイプの違う3ケースを紹介します。
 まず鮮やかな赤のバラを生けた四角い花瓶、黒に黄瀬戸をふわりとかけた渋い色合いで、花の美しさを引き出していました。
 窓際では、ペコちゃんに甘えるように、群れた紫の小さな花たちが織部釉の鉢カバーに入って飾られていました。
 そして3つ目は、小さな黒と白釉の水盤に花を飾ったものと針金細工品との組み合わせ。ご夫婦のコラボ作品です。

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 日当たりのいい廊下と仏間に、大きな筒状の陶器がありました。
 廊下の陶器は、夜に中にライトが灯され、光が孔から溢れてきます。幻想的ですね。
 そして仏間の熱帯魚たちが描かれた作品は、現在はお孫さんと腰掛として共用されているようです。座ると水面でゆらゆらと漂っている感じになるのでしょうか。

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 リビングに行くと飾り棚があり、陶器だけでなく美術専攻で描いた水彩画が展示されていました。鯱城学園で大いに趣味が広がり心豊かになったようです。
 サイドテーブルの上には、陶器製の筆立てとスマホ立て、そしてバナナをいれたボウルが置かれていました。バラエティに富んだ意匠ですね。
 そして窓の外のベランダには、カラフルなチューリップをあしらった鉢カバーで飾られたカネノナルキが、すくすくと育っていました。

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 お食事はいかがですか?
 制作した各種のこだわりの食器のそれぞれに惣菜や汁を入れて、その組み合わせのバラエティを楽しむのも良。
一杯のお椀で、その姿や色合いを眺め制作過程に思いをはせながら料理を味わうのも良。

 手作りの食器の上の料理は、やはり一味違います。そして話題がどんどん広がっていきました。

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 生活の中で、作った陶芸作品が活きていました。
 貴方も陶芸クラブ員の家庭を訪問し、推し作品を拝見されたり楽しい失敗話などを拝聴されたりしてはいかがでしょうか。