高年大学鯱城学園

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社会研究Social Research

2023年度第16回社会見学会「中電ウィング株式会社」

2024-02-20

1.見学目的
特例子会社についての実情を知る。

2.見学カリキュラム
 1)特例子会社とは何か、会社開設の経緯、社内での取り組み等、説明とスライドで紹介(全員で受講)
 2)3班に分かれて施設内見学
 3)質疑応答

3.見学の内容紹介
(1)特例子会社とは、障害のある人(チャレンジド)の雇用促進と、雇用の安定化を図るために設立された会社のことです。認められるための 条件は3つ。

 ①親会社が経営を把握していること(仕事を発注する) 
 ②仕事だけでなく人も出向させること 
 ③合理的配慮(施設面と精神面:相談支援員の配置など)がなされていること民間企業に対する障がい者雇用数は法定雇用率2.3%以上であるのに対し、こちらの会社では2.79%(2023年6月1日現在)とのことでした。

(2)施設見学は、アグリ事業部(花壇の維持・管理)、笠寺ハブセンター  (DM、商品の梱包・包装)デザイン課(ホームページ制作)などで、その部署で働いているチャレンジドが説明をしてくれました。原稿を片手に、しっかりと説明してくれます。何日も前から準備をし、練習をしたとのこと、真面目に取り組む姿勢が伝わっていきます。
(これもお仕事の一つとのこと。大変だけど成長するそうですよ)

また、トイレは勿論のこと、車いす利用者に合わせたコンセントの位置(高い位置)やスイッチ(逆に低い位置)、などの配慮も見ることができました。

4.まとめ

「挨拶を大切にする」という理念通り、私たちが通ると仕事の手を止めて挨拶をしてくれます。つられて私たちも大きな声で挨拶しとても気持ちよく過ごせました。
チャレンジド一人ひとりの特性に合わせた業務を提供し、設備や環境面での配慮だけでなく、相談支援スタッフの配置などが行われ、過ごしやすい環境を提供していることがよくわかりました。

※クリックすると拡大することができます。

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