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2023-05-27
愛知県陶磁美術館は、2023年6月19日から2025年3月31日まで、改修工事に伴い長期休館になります。
休館の前に下記の展示会が開催されたので、5月27日に都合がつく有志8名で、鑑賞に行ってきました。
(A)特別展/日本工芸会陶芸部会50周年記念展
未来へつなぐ陶芸 ―伝統工芸のチカラ
(B)ギャラリー展
瀬戸×常滑 陶芸 ―同じ時をつくる―
次の左側の写真は(A)のチラシ、中央は(B)のチラシです。
そして右端は美術館入口ホールの展示で、ここのコレクションの陶磁器製の狛犬たちが歓迎してくれました。
※クリックすると拡大することができます。
特別展は、陶芸が工芸として美術の範囲に受け入れられ、そのハイレベルな伝統技術所有者が人間国宝とされた1950年代の展示から始まります。
その伝統技術から新表現が発展していく過程、そして一層多くの才能が取り込まれ技術を進化させて生み出された形や色彩等のバラエティに富んだ現代の作品群が展示された、近代から現代の陶芸技術の流れがわかる素晴らしい展覧会でした。
それぞれの作者が新しい独自の美を生み出そうと奮闘していることに感銘をうけました。
ギャラリー展は、上記特別展で扱われた最新の陶芸の動向のうち、愛知の瀬戸/常滑の活動状況を示したもので、特に若い作家の大胆な色彩や造形を楽しみました。
もちろん本館2階の日本そして世界各地の陶芸の歴史展示も勉強になりました。約2年間休館となることが、本当に残念です。
次の左端の写真は大家の作品が並ぶ特別展展示の状況(作品にレタッチ実施)、中央はユニークな作品が並ぶギャラリー展の状況、右端は陶芸の歴史展示のコーナー。
※クリックすると拡大することができます。