高年大学鯱城学園

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社会研究Social Research

第7回社会見学会「中電ウイング株式会社」

2025-10-21

「中電ウイング」は、親会社である中部電力(株)が100%出資し、障がい者雇用を目的として2001年に設立された「特例子会社」で、障がい者162名を含む301名が働いています。まず講義(約15分)と業務紹介ビデオ(20分)で会社の概要を理解しました。「共生」と「人間尊重」精神に基づいて、障がいのある方が、生き生きと就労でき、働く喜びを味わい、生きがいと誇りをもち、地域社会への貢献を目指した会社である。業務は親会社である中部電力(株)の仕事を受ける形で運営され、さらに人材をも出向させ指導に当たっている。一般に企業には一法定雇用率(2.5%)以上の障がい者雇用が義務付けられており、「特例子会社」での就労者数は親会社の雇用率にカウントされる。

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その後、3グループに分かれて、総務・デザイン課、人事課、営業センター(販売業務)、笠寺ハブセンター(商品の梱包・発送・印刷業務)、アグリファーム(種まきから花や苺の苗を育てる)の各部門を順に見学しました。各々の現場で働く障がいのある従業員の方が、事前に学習した内容を誠意を込めて説明してくれました。一生懸命説明される姿に集中・感動しながらの見学でした。また、各部署では、障がいをカバーする掲示物、音(放送受信)や電灯表示(パイロットランプ)、ユニバーサル設計に配慮した設備など働きやすい環境が整えられていることも見学できました。この会社は、見学した笠寺地区以外に、複数の支社があって運営されています。また、笠寺のアグリファーム部署で育てられた花苗は親会社の数多い社屋の花壇に植え育てられていること、また苺は岐阜県可児市に設置されたアグリファームで育てられ収穫・販売する作業が行われているとの説明を受けました。

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